みなさん、有給休暇はとっていますか?
有給休暇とは言い換えると何もしなくてもお金がもらえる日ということです。
これって冷静に考えると( ゚Д゚)!!ですよね。
つまり、有休(または年休)はとらなければ明らかに損なわけです。
なお、2019年度より年5日の有休取得が法的に義務づけられています。
しかし世の中では「有休は取らない」だとか「有休が取れない」といった話をよく聞きます。
というか、有休を積極的に使っている人は割と少数派です。
忙しくて有休が取れないのは仕方ないとして、取得できるのに取得しないのは正直「ハア?」と疑問を持たざるを得ません。
僕は新人の時から、可能な限り有休は使い倒すべしという考え方を持っていたので、文字通り全力で有休を消化してきました。
そこで今回は「有休を取得する意義」についてまず考えてから、「有休をなぜ取れないのか?」「有休をなぜ取らないのか?」について見ていきます。
そして僕なりの「有休を取るためのコツ」について紹介します。
ぜひこの記事で紹介するコツを実践して、しっかりと有休取得していきましょう!
Contents
日本人の有休取得率は極端に低い
まず、日本の有休取得率の現状について把握していきましょう。
こちらはエクスペディアの記事からの引用ですが、日本の有休取得率は常にビリ、またはブービーです。
また、同記事において「自分はより多くの有給休暇をもらう権利がある」という、謎のアンケートをとっているのですが、日本はこれも最下位です。
本来あるはずの有給休暇をもらう権利は、どこかへ行ってしまったようです。
次は日本人が有休を取らない理由についてです。
日本人が有休を取らない理由は、人手不足が1位となっています。
休んだらその分のツケが休み明けに回ってくるから、休めないということですね。
長年にわたって有休を取れないような環境が続くのって、違和感を覚えますね。
また、3位の仕事する気がないのが怖いというのは、真面目な気質の日本人特有の理由に見えます。
ちなみに海外の人は、会社から帰る時はすごく嬉しそうに去るのだそうな。
実は日本は祝祭日が多い
さて、ここまでで日本の有休取得率が他国に比べて低いことはわかりましたが、その一方で次の事実を理解しておくべきです。
そうです、実は日本は祝祭日がとても多い国なのです。
日本の17日に対して、アメリカは10日、フランスは9日しかありません。
もちろん日本以外はゴールデンウィークはありませんし、振替休日がない国(!)もあります。
そのため、有休取得率が低いからといって、他国に比べて休みが少ないかという結論にはならないということです。
逆に日本でフルに有休を取得すれば、どの国よりも休めてしまうということになります!
有給休暇を取得する意義
さて、日本の有休取得の現状(惨状)を確認したところで、そもそも有休を取得する意義とはどこにあるのかを見ていきましょう。
上段でも述べたように、まず有休とは何もしなくてもお金をもらえる日なので、取得しないと圧倒的に損なわけです。
また、ふだん土日休みの方であれば、土日は混むけど平日は混まない場所に行けば、土日をより有効活用することもできます。
たとえば、買い物、ディズニーランド、展示会、病院、美容院などが考えられますよね。
つまり、有休をうまく活用することで、有休の1日+効率化によって削減できる時間が生まれるので、有休を活用することで、有休1日分以上の効果が期待できるというわけです。
ふだん有休をとらない人には、この効率化によって削減できる時間は、意外と盲点となっているのではないでしょうか?
また、有休をとれば旅行にもグンと行きやすくなりますよね。
温泉に行って身を休めるのも素敵な時間の使い方ではないでしょうか。
なぜ有休を取らないのか?
では、なぜそんなに便利な有休を取っていない人がいるのでしょうか。
有休を取っていない人は、
・取れるけど取っていない人
・取りたいけれど取れない人
の2タイプに分かれます。
各々に取っていない理由や原因がありそうです。それぞれ見ていきましょう。
有休を取れるけど取っていない人
まず、有休を取れるけど取っていない人が取らない理由。
これは以下の理由が考えられます。
1.取れるけど、上司や周りが取らないから取りづらい
2.仕事大好きだから取る必要がない
3.有休をとってもやることがないので取らない
4.家庭に居づらいから取らない
5.緊急時のためにとっておく
3.4.は色んな意味で大丈夫かよって気がしますが、一定数いるのは事実ですね。
また「5.緊急時のためにとっておく」は病気などで休まざるを得ないこともあるので、あえて残している人もいますね。
僕の周りでは「1.取れるけど、上司や周りが取らないから取りづらい」は若い人に多く、二番目以降は中堅社員から管理職の人に多いです。
上司が有休を取らない→先輩もとらない→自分もとりにくい
という構図です。
うーん、気の毒。
この悪い流れを断ち切るには、まず管理職が率先して有休を使っていくことが大事だと僕は考えています。
管理職は自分が周りに与える影響も考えるべき立場です。
部下のためにも、ぜひ意識的に有休を取得してほしいなと思いますね。
僕も上司が全く有休を取らないと、なんとなく言い出しづらかったですね。
まあ、そんなことは無視して結局取りましたけど…。
若い人も、上司や先輩がとらないからといって遠慮する必要はありません。
有休取得と言い出す勇気がなかなか出ない方は、次のことをぜひ意識してください。
あなたが思っているほど、周りはあなたが休むことなど気にしていません
というか、あなたにそこまで興味を持っていません
有休を取れるのに使わないような人は、多かれ少なかれワーカホリックな傾向にあります。
ワーカホリックな人に共通するのは、他人にあまり興味がないということです。
そのため、上司も先輩も、あなたが休むことについて大して興味をもっていません。
周りがどう思おうと、有休がとれるときはとりにいきましょう。
もちろん仕事に支障をきたすような休みの取り方はNGなので、仕事の調整はしっかりとしましょうね。
有休を取りたいけど取れない人
有休を取得したいけど、取得できない人。
うーむ、こちらは根が深いですね。
有休を取りたいけど取れないのはなかなか辛いですね。
このような人の多くは、仕事が忙しいから有休を取らない人なのではないでしょうか。
忙しくて有休がとれない!という状況はよくわかります。
実際に僕も忙しい業務の担当だった年は、有休の消化率が悪かったです。
忙しい中で有休を取ってもそのツケが休み明けに回ってくるだけだから、有休を取る気持ちにならないんですよね。。
しかし、今の仕事のやり方を工夫しても本当に有休が取れないのでしょうか?
僕は、忙しくて休みがとれない人は
1.自分以外できない仕事が多く、かつ多忙な人
2.自分でやらないと気が済まず、他人に任せるのが下手な人
の2タイプに分かれると思っています。
1.自分以外できない仕事が多く、かつ多忙な人のタイプ
このような人は、まず「自分の仕事量が適切か」「効率的な仕事のやり方がないか」について、徹底的に考えましょう。
複雑な業務でも、手順とやり方を明確に示せば、部下や同僚に任せられます。(僕は外注と呼んでいます)
仕事の全プロセスをやってもらわなくても、一部のプロセスを手伝ってもらうだけでもかなりラクになります。
また、仕事量が多すぎる場合は、上司に相談してみましょう。
上司が部下の業務負担を十分に把握していないことは往々にしてあります。
ほんこれマジです。
僕も仕事が多すぎてパンクした時に、上司に訴えたことがあります。
その結果、一部の業務を他の人に割り振ってもらってだいぶラクになりました。(というかラクになりすぎてしまった)
会社にとって最も損失が大きいのは、あなたがダウンしてその負担が他の誰かに全部飛び火すること、だということをよく理解してきましょう。
あなたがしっかりと休養をとることは、会社にとってもメリットがあるのです。
2.自分でやらないと気が済まず、他人に任せるのが下手な人のタイプ
こちらのケースは完璧主義の人に多いですね。
このケースに当てはまる人は、なぜ自分でやらないと不安なのかを考えてみましょう。
1.仕事の整理が自分でできておらず、他人に説明する自信がない
2.他人に説明する時間が惜しい
3.他人を信用していない
この3つのどれかではないでしょうか?
1.はまず自分の仕事について理解・整理をしましょう。
2.はそういうもんです(笑)
僕も人に任せる時はめんどくさいし、自分でやった方が速いと思いながら人に説明していました。
3.は他人に任せる勇気を持ってください。
他人に仕事を任せるというのは不安がつきまとうものです。
仕事を任せるって、勇気が必要なんですね。
でもその不安を振り切って、勇気をもって思い切って任せてみましょう。
案外しっかり仕上げてくれるものですよ。
一度部下や同僚を信じてみましょう。
まとめ
有給休暇は何もしなくてもお金がもらえる日。
有休はあなたのためにも、周りのためにも取った方がよいもの。
有休を有効活用して時短効果を利用すれば、土日も充実する。
有休を意識的にとって、旅行行ったりしてより豊かな生活を送っていこう。