生活・健康

東京都内で自家用車は必要?高い維持費を出しても持つべきか検証した!

都内でも自家用車を持ちたいという方、ちょっとお待ちください!

特にお子様のいる家庭は、自家用車があった方が何かと便利ですよね。

電車網が十分でない地方や郊外に住んでいる場合は、自家用車は必需品です。

僕は東京に住んでいて、一時期自家用車を持っていました。

その時に思ったのが、自家用車を持つととにかくお金がかかるということです

しかし、電車やバスなどの交通手段が発達した都内で、自家用車は果たして必要なのでしょうか?

この記事では、都内でお金をかけてまで自家用車を持つべきかという点について、考えてみたいと思います。

Contents

都内に住んでいて自家用車は必要?

結論から言うと、東京23区内に在住であれば自家用車は不要と考えます。

23区内と日和っているのは、西東京だと自家用車が必要な地域があるためです。

独身者の場合は、自家用車が無くて困ることはまずありません。

男性だと、遊びやデートに車があると便利な時もありますが、それもカーシェアなどを利用すればよいので、自家用車を所持する必要はありません。

また、23区内でもお子様がいる家庭はあった方が便利かもしれませんが、自家用車を持っていない人もたくさんいるので無くても何とかなるということですね。

どうして都内23区で自家用車は不要なの?

都内23区で自家用車が不要な理由は以下の3つです。

1.自家用車は維持費が非常に高い

2.車体の購入費用が高い

3.駐車場が満車

4.都内は電車でどこでも行ける

5.カーシェアできる場所やレンタカーを借りられる場所が多い

駐車場代が高い

車を持っているとさまざまな費用がかかります。

まず、駐車場代・車検代・自動車税・自動車保険が維持費としてかかります。

加えて変動費としてガソリン代がかかります。

特に駐車場代は23区内だと一番安い地域で15,000円、一番高い地域だと50,000円以上かかります。

東京の駐車場の相場(月額)はこちらです。

50,000円台:中央区、港区

40,000円台:千代田区、渋谷区

30,000円台:台東区、新宿区、文京区、目黒区、豊島区、大田区

20,000円台:江東区、杉並区、江戸川区、品川区、世田谷区

地価の高いエリアほど、駐車場代も割高です。

50,000円というと、場所によっては毎月の家賃並の金額ですよね。。

維持費も高い

車を所持していると、駐車場代以外の維持費もかかります。

2年に1回の車検が約200,000円で、毎年払う自動車税は3~5万円かかります。

なお、自動車税は排気量によって税額が変わります。(以下主税局のHP)

http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/car.html#j_8

さらに保険代は、車体保険を含めて8万円はかかります。

つまり、自家用車はただ持っているだけでも多額のお金がかかる、超がつく金食い虫なのです。

変動費もかかる

駐車場代と維持費は持っているだけでかかる固定費ですが、車を使うほどかかる費用があります。

それはガソリン代。

ガソリン価格は地域によって異なりますが、現在の都内のガソリン代はレギュラーガソリンは約150円/ℓ、ハイオクが160円/ℓです。

レギュラー40Lで約6000円かかります。

これはバカになりませんね…。

車体の購入費用が高い

そもそも、車本体の購入費用が百万単位でかかります。

車の本体価格が上がり続けている一方で、日本人の平均給与は下がってきています。

つまり、自家用車は昔以上に贅沢品化しているということです。

だんだん書いていて、気持ちがしんどくなってきました。

駐車場が満車

都内だと、そもそも自家用車を常時置くための駐車場が確保できないことも少なくありません。

また、出先でも駐車場がいっぱいでなかなか駐車できないといった経験をしたことが一度はあるでしょう。

さらにコインパーキングや、スーパーなどの駐車代も積み重なるとバカになりません。

都内は電車でどこでも行ける

東京でも23区は電車やバスなどの交通機関が非常に整備されているため、車がなくて困ることはありません。

電車もJR・メトロ・私鉄と路線も分かれており、電車が止まっても何とかなります。

山手線、京浜東北線、中央線、東海道線、京王線、京急線、小田急線、東急東横線、東京メトロ銀座線、都営大江戸線あたりがあれば、だいたいどこでも行けそうな気がします。

カーシェアやレンタカーを利用できる場所が多い

23区内だと、カーシェアやレンタカーを各所で利用できます。

車が必要な時にピンポイントに借りればいいわけですから、乗らない時間分のお金までとられる自家用車を持つメリットがほとんどありません。

普段の生活で車がどうしても必要なシーンはほとんどないでしょう。

それか、タクシーでもいいとも思います。運転する必要もなくてラクですしね。

都内は混んでいたり、道が狭いところも多いので運転するのも結構大変です。

都内で自家用車を持つと〇〇万の費用がかかる

ここまで「自家用車の維持費は高い」と主張してきたわけですが、実際にどのくらいの維持費がどのくらいかかるのか、例を用いて計算してみましょう。

駐車場代:月30,000円

車検代:2年に1回なので、200,000÷2=100,000円

自動車税:年間40,000円

自動車保険:年間80,000円

 

合計

30,000円×12ヵ月+200,000円÷2年+40,000円+80,000円=580,000円

ええーっ!!!

自家用車を持っているだけで、なんと年間58万円もかかります!

これに加えてガソリン代や出先での駐車場代もかかるので、年間60万円以上を覚悟しないといけないということですね。

肌感ですが、年収600万以上の収入がないと経済的にかなりキツいと思います。

個人的には、自家用車を持つよりも、「自家用車を持たずに浮かせた分を旅行に使うなどした方がよいのでは?」と思います。

60万円あれば、ビジネスクラスでヨーロッパ旅行に一週間行けちゃいますよ。

時短できるなら自家用車を持つのはあり?

そうはいっても、「時短できれば自家用車を持つこともアリなんじゃない?」という意見もあると思います。

確かに、自家用車を持つことで大きく時短できるなら、自家用車を持っていてもよいと思います。

また、お金がかかるのを覚悟で自家用車を持ちたい方は、ふるさと納税で食費を浮かせるなど工夫をするとよいと思います。

会社員の自家用車にかかる1回あたりの費用は?

さて、この記事を読んで頂いている方の多くは、会社員の方や会社員の家庭の方だと思います。

会社員の場合は、仕事で自家用車を使うことは基本的にありません。

そのため、自家用車に乗るのは休日のみということになります。

とはいえ、既婚の方はパートナーが日中に使うこともあるかもしれませんね。

ここでは自家用車にかかる費用を年60万円として、毎週末に1回自家用車を使う場合の1回あたりの費用を計算してみます。

365日÷7=52回/年

60万円÷52回=1.15万円/回となります。

毎週末乗るとも限りませんし、1回1万円以上ならタクシーを使う方が安いのではないでしょうか。

もしくはレンタカーシェアカーを使った方がずっと経済的です。

僕も自家用車を持っていたことがありますが、維持費があまりに高いため、たったの1年で売ってしまいました。

会社員で23区内で自家用車を持つなら、贅沢品と認識して自家用車を持つのが賢明だと思います。

そう考えると、自家用車を持たないことで浮かせたお金でレンタカーを借りて、ちょっとリッチな旅行に行った方がいい気がしませんか?

自営業などで自家用車を使う人は持ってもよい

一方で、自営業の方は仕事で自家用車が必要な場合、所得税の申告時に自家用車にかかる費用を経費にできます。(=損金算入ができる)

そのため、仮に年間60万円の費用がかかっても損金算入ができるため、課税所得を減らす効果があるため、実質の費用負担が軽減されます。

なお、所得税の申告で経費にできる、自家用車にかかる費用は以下です。

・自動車本体

・自動車税

・自動車保険

・ガソリン代、洗車代、車検代

全部ですねw

モテたい男性は自家用車を持ってもよい

都内では車を持っていない男性が多いので、持っていることはモテ要素になります。

外車に乗っていたりするとさらにモテ度が上がります(笑)

利便性においても、都内でも鉄道がいい具合につながっていないエリア同士における移動は、車の方が便利です。

「お金がかかっても遊びなどで使いたい!」という方は、自家用車を持ってもよいと思います。

まとめ

23区在住の会社員には自家用車は基本的に不要。

維持費が非常に高いので、自家用車を持つなら贅沢品として持つと認識すべき。

逆に自営業者は経費処理できるので、仕事で使うなら自家用車を持つメリットは十分にある。

自家用車の代わりに、タクシー・レンタカーまたはカーシェアを利用すれば十分にカバーできる。

浮かせたお金で旅行に行った方が満足度が高いのでは?と考える。