あの時ああしておけばよかった…
と後悔することって、生きていると必ずありますよね。
結論を先にいうと、後悔しても過去は変えられないので意味はありません。
ただし同じ後悔でも、取り返しのつかない行動への後悔もあれば、他の選択をしなかった後悔もあります。
多くの後悔は後者の「他の選択をしなかった後悔」だと僕は考えます。
人生万事塞翁(さいおう)が馬、という言葉がある通り、何がよかったかなんていうのは、人生が終わるまでわからないことも多いです。
この記事では、過去の出来事に対して後悔しているあなたに向けて、後悔を受け入れる方法や乗り越える方法について、僕なりの考えを紹介していきたいと思います。
Contents
取り返しのつかない行動への後悔
人は生きていると、取り返しのつかないことをしてしまうこともあります。
たとえば、ある人をいじめて、その結果としていじめられた人が命を絶つようなことがあれば、それは明らかに取り返しのつかない行動です。
このような場合は「なんてことをしてしまったんだ」と、どれだけ後悔しても取り返しがつきません。
その後の人生も後悔を背負い続けて生きていったり、このような過ちを起こさないような啓蒙(けいもう)活動に努めていくしかありません。
他の選択をしなかった後悔
生きていると毎日たくさんの選択をします。
人生を左右するような大きな選択から、朝食をごはんにするかパンにするかなどの小さな選択まで様々です。
このうち、人生を左右するような大きな選択は、一度決めてしまうとのちの修正ができないものもあります。
後悔で多いのは、この大きな選択をするときに「他の選択をしなかった後悔」だと僕は考えます。
他の選択をしなかった後悔とは何か
例えばあなたがA社とB社から内定をもらって、A社に入るとします。
A社でしばらく働いた結果、「大きな不満はないけど仕事は面白くないしなんだかなあ…」と思う毎日が続いたとします。
そういった時に「やっぱりB社に入っておけばよかったのかなあ」と考えることもありますよね。
しかし、本当にB社に入った方がよかったかどうかは、実際にB社に入った自分を見て比較しないとわからないですよね。
B社に入っていたらいやな上司にあたったり、ものすごく忙しかった可能性もあるわけです。
他の例だと、結婚したけどパートナーと性格が合わないところがあるとします。
結婚生活は毎日のことですから、このような場合には「他のパートナーと結婚したらよかったのかなあ…」と後悔することがあるかもしれません。
しかし、それも実際に他のパートナーと結婚してみないと、今よりも良かったのかなんてわからないですよね。
にもかかわらず「あの時ああしておけばよかった…」と悔やんでしまうことはたくさんあります。
なかなか厄介ですよね(笑)
僕の後悔
かくいう僕も
「あの大学に入っておけばよかった」
「留学すればよかった」
「サーフィンを学生時代にやっておけばよかった」
など「あの時ああしておけばよかった」という後悔はたくさんあります。
違う選択による不幸の可能性
たしかに違う選択をしておけばよかったものもあるかもしれません。
その一方で、違う選択をしたことで今より不幸になっていた可能性もあることを忘れてはいけません。
たとえば、留学をしても現地に馴染めず友達もできずに得るものがないまま帰国していたら、人生の傷跡になっていたかもしれません。
また、サーフィンは危険を伴うスポーツですので、学生時代にやっていたら大ケガをしていたかもしれません。
実はやらなかったことで「被害を被らないで済んだ」可能性があったかもしれないということです。
過去を変えることはできず、未来に向かって生きるしかない
当たり前のですが、過去は変えることはできません。
つらいことや後悔することがあっても過去は変えられず、未来に向かって生きることしかできないのです。
大きな失敗をしてしまった時は、そのショックや後悔を自分の中で消化するのに時間がかかるものです。
そんな時は「失敗してしまった」という失望だけにフォーカスすることはやめましょう。
失敗はとてもつらいものです。
失敗のない人生を送りたい人の方がほとんどでしょう。
しかし、大きな失敗によって人生の教訓を得たり、未来での大きな成功のきっかけになるかもしれません。
また、たとえ大きなショックがあっても、時間があなたを癒してくれます。
失敗しても、しっかりとごはんを食べて寝ていれば、ある日ケロッと心が晴れるものです。(これらができなくなったらすぐに病院に行ってください)
まとめ
失敗には取り返しのつかない後悔もあれば、他の選択をしなかった後悔もある。
後者については、人生何がよかったというのは決してわからない。
選択しなかったことが災いをもたらしていた可能性もある。
失敗はつらいが過去は変えられない。未来に向かって生きていこう。